筋力の衰え

テストステロンとは、男性ホルモンを構築する成分の一つです。筋肉の量や強度を保つうえで重要な働きを担っているだけでなく、男性本来の健康にも大きくかかわってきます。テストステロンが不足することで筋肉がしぼみ、筋力が衰えてしまいす。また、筋肉量が減ると内臓脂肪の増加につながるため、いわゆる「メタボリックシンドローム」の症状に陥りやすくなるでしょう。これは高血圧や糖尿病などの病気を引き起こすため注意が必要です。

集中力の乱れ

何もする気が起きない無気力状態で、休みの日は家でぼーっと過ごしてしまう人もいるのではないでしょうか。これはテストステロンの減少が要因になっているかもしれません。テストステロンの減少は精神面にも大きな影響を及ぼし、集中力の乱れた記憶力の低下などにつながります。いわゆる「男性更年期障害」と呼ばれる症状ですが、これが欲求の衰えにつながることも。パートナーとの関係が希薄になる原因でもあるため注意が必要です。

性欲の低下

年齢を重ねるとともに、性欲が低下してきたという男性は少なくないでしょう。しかし、同世代でも性生活が活発な人の話を聞くことがあるかもしれません。この違いも、テストステロンが大きく関係していると言われています。ドーパミンと呼ばれる、興奮作用をもたらす神経伝達物質を増加させ、さらにフェロモンの分泌をも促進させます。テストステロンが減少すると「興奮が得られない」「体が反応しない」などの症状につながることもあります。